唇が歯茎にくっつきますか? 〜後編〜

前回、睡眠中の舌根沈下が

唇と歯茎の非接触状態から導かれる口輪筋の弛緩と連動して起こり、

いびきの原因となることについてご紹介いたしました。

 

同時にこの口輪筋の弛緩によって、

通常は閉じている舌と軟口蓋の間に隙間ができやすくなるので、

口呼吸も誘発されてしまいます。

 

(注:口が多少開いても唇の内側が歯茎に密着していれば

   舌と軟口蓋が緊張して隙間を閉じるので口呼吸にはなりません。)

 

最近は口呼吸が、

健康上良くないということはかなり周知されてきていますが、

口呼吸による唾液の蒸発や粘膜の乾燥が、

予想以上に口腔内や咽頭部の衛生環境を悪化(細菌類を繁殖)させ、

肺炎等の重篤な疾病にも繋がりかねないことをご存知の方は

少ないのではないでしょうか。

 

若い内はともかく、

免疫力と口輪筋力が共に低下してくる高齢者の方のQOLを考えると、

このことは極めて重要な問題です。

 

是非今一度

ご自分が睡眠時に口呼吸になっていないかご確認ください。